アンティークが好き

アンティークが好きです。家具、食器、グラス、置物、バック、生活のあらゆるものに使っています。もともと、パリの蚤の市という言葉に憧れていました。でも初めてパリの蚤の市に行ったのは19歳の時です。初めて行った感想は、あまりにもごみごみしていて、わけがわからないという感想でした。小さな木製の小箱を1個購入しました。値段は覚えていません。それから数年はパリでは蚤の市には行かなくなりました。かわりにニューヨークの蚤の市へ何度か足を運びました。そこでテーブルまわりのシルバー張りの水差しやカトラリー、マリリンモンローの昔の鉄板の看板なんかも購入しました。

それからアンティークのブリキのおもちゃが好きな友人に出会い、アンティークの話をするようになり、また日本でも東京や横浜の大規模な骨董市へ行ったり、飛騨高山へ行ったときに骨董屋へ寄って見たりし、またパリの蚤の市へ行くようになりました。

訳がわからなかったパリの蚤の市も、ひたすら興味を持って回数を重ねるうちに、だんだんと慣れてきて、好きなものを探せるようになりました。

今ではパリへ行く大きな目的のひとつとなったパリの蚤の市。一日に蚤の市のはしごをする日もあります。ごみ同然のものやガラクタの中から、自分の欲しいものを格安で見つけたときの喜びと言ったらありません!買うものがなくても、アンティークの品を見てまわるだけでも、幸せな気持ちになります。

また、様々な体験をする場でもあります。前回パリのヴァンヴの蚤の市でのこと、あれこれ見ているとオールドバカラの器が目に入り、ネットで見ることはあっても実物は初めて見たので見てみると、店主が突然「それあなたにプレゼントするわ。10ユーロでいいわよ。」と言うのです。日本でも1万円近くするものなので、10ユーロ=1200円くらいは格安です。どう見ても偽物ではないのです。買うつもりまではなかったものの、10ユーロはあまりにも安いので、店主の気が変わらないうちにと10ユーロすぐに渡してバカラをゲットしました。その店主とは初めて顔を合わせたのですが、今思っても、なんとも不思議な出来事でした。

また同じ時、同じくヴァンブの蚤の市でのこと。楕円形の鏡に台座が付いた素敵な物を置く台がありました。一応値段を聞くと60ユーロとのこと。予算内でしたが、割れ物ばかり購入しているので、持って帰れるかどうか不安で、買うのを迷って何度もその店の前を通り過ぎました。翌日も同じ蚤の市に行き、その台座がまだあったのを確認していたものの、まだ買う決断をくだせずに一度店先を通り過ぎ、もう一度値段を聞いたのです。すると店主のおばさんは怒っていて「それは私が必要なものだから売らない!」と怒って言うので驚いていると、「私の言ったことが理解できないの?売らないって!」とさらに声を荒げていうのでした。さっさと買わないから怒ったのかもしれません。その時は、驚きましたが、なんとも人間臭い話だなと思いました。

一期一会の蚤の市。これからもずっと通い続けます。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です